FULLZIP INTERCOOLER VEST II — Operation

前が全部開く。フルジップ構造が夏の運用を変える理由。

冷却ウェアの評価は、冷たさだけでは決まりません。暑い一日を最後まで着ていられるかどうかは、脱ぎ着のしやすさで決まります。フルジップインタークーラーベスト2の前開き構造と、5cm短くなった着丈が、実際の一日をどう変えるのかを整理しました。

CaLORS 編集部/編集者K

高性能冷却ベースレイヤー FULLZIP INTERCOOLER VEST II メインビジュアル

先に結論から

  1. フルジップインタークーラーベスト2は、前面がフルオープンする構造です。かぶらずに着脱が完結します。
  2. ジャージの上から羽織れるため、走る直前まで身体を冷やしておいて、スタートラインで脱ぐという使い方ができます。
  3. 着丈は62cmから57cmへ5cm短縮。ジャージの裾やビブとの重なりが減り、もたつきにくくなりました。

THE ZIPPER脱げることは冷えることと同じくらい重要だ。

冷却ウェアを一日使ってみると、「冷たいかどうか」より先に「面倒かどうか」が効いてきます。かぶって着るタイプは、ヘルメットやサングラス、ジャージのレイヤリングの順番に縛られます。一度着たら、脱ぐのはひと仕事。だから休憩中に暑さが引いても着たままになるし、逆に朝の涼しい時間帯は着るのを後回しにしてしまう。

フルジップインタークーラーベスト2は、前面がすべて開きます。ジッパーを下ろせば、そのまま羽織るように脱げる。腕を抜くだけです。この差は小さく見えて、一日の中で何度も効いてきます。

信号待ちで前を少し開ける。日陰に入ったら全開にする。登りに入る前に閉め直す。そういう細かい調整が、止まらずにできるようになりました。フルジップの利点は、冷やす力ではなく、冷やす量を自分で決められることにあります。

にんにんサイクルの動画内でフルジップインタークーラーベスト2の前開き構造を紹介する場面
Scene — Full Open動画の冒頭、実際に手に取って紹介されている場面。前面がすべて開くフルジップ構造が確認できます。

LAYERINGジャージの上から羽織って直前に脱ぐ。

前が開くことで生まれる、もうひとつの使い方があります。サイクルジャージの上から羽織る、という着方です。

レース前のアップやスタート待ちは、深部体温が上がりやすい時間帯です。ここで身体を冷やしておくと、走り出しの体温に余裕を残せます。かぶるタイプではジャージの下に着ておく必要がありますが、フルジップ型なら上から羽織って冷やし、スタートラインでさっと脱げる。ゼッケンを付けたジャージのまま、上着だけを外す感覚です。

この「走る前に冷やしておく」という考え方の手順は、着方と運用の記事にまとめています。ここでは、その運用を成立させているのが前開き構造だ、という点だけ押さえておいてください。

−5cm着丈62cmから57cmへ。もたつきを削る。

初代フルジップモデルの着丈は62cm。フルジップインタークーラーベスト2では57cmになりました。5cmの短縮です。

丈が長いと、ジャージの裾やビブショーツのウエスト部と重なる範囲が増えます。重なった部分は生地が三層四層になり、前傾したときに腰まわりで折り重なる。走っているあいだじゅう、その厚みを背負うことになります。5cm削ったのは、この重なりを減らすためです。

短くなったことで、バックポケットへのアクセスも素直になりました。丈が余っていると、ジャージの裾をめくるときに一緒に持ち上がってしまいます。

動画内で初代インタークーラーベストと2を着用比較する場面
Scene — Gen 1 vs Gen 2初代モデルと2を並べて着用し、シルエットの違いを比較されている場面。
動画内で着丈短縮による着心地の改善を説明する場面
Scene — Shorter Length着丈が5cm短くなったことによる着心地と取り回しの改善について語られている場面。

DETAILS首元と生地を見直す。

細部では、ネックラインが浅くなりました。ジャージの襟元からインナーがはみ出しにくく、レイヤリングしたときのシルエットが整います。前を閉めて着るときも、首まわりの圧迫感が減りました。

生地そのものも見直しました。薄手のサイクルジャージの下に着たときに、インナーの存在が表に響きにくいこと。汗を含んだ状態でも肌に張りつきにくいこと。ベースレイヤーとして日常的に使う前提で選ばれた素材です。

にんにんサイクルの動画終盤、フルジップインタークーラーベスト2をまとめる場面
Scene — Wrap Up動画終盤のまとめ。夏の装備としてどう位置づけられるかが語られています。

COMPARE着脱という視点で2タイプを並べる。

観点 インタークーラーベスト2
(インナーベースレイヤータイプ)
フルジップインタークーラーベスト2
着方 かぶって着るプルオーバー構造 前面フルオープン。羽織って着脱
着用位置 ジャージの下に着る前提 下にも、ジャージの上にも着られる
走行中の調整 脱ぎ着は停止が前提 ジッパーの開閉で細かく調整できる
着丈 標準 57cm(初代フルジップ比 5cm短縮)
向く場面 ジャージ下に着たまま走り切るライド・レース 休憩や脱ぎ着の多いロングライド、屋外作業
価格 ¥15,900(税込) ¥19,800(税込)

いいえ、フルジップ型がインナーベースレイヤータイプの上位版というわけではありません。ジャージの下に着たまま走り切るなら、かぶるタイプのほうが生地の重なりが少なく、一体感があります。前が開く構造は、脱ぎ着の回数が多い人にとっての利点です。

MOVIE

にんにんサイクルさんのレビュー動画。

ロードバイク系の動画でおなじみの「にんにんサイクル」さんに、フルジップインタークーラーベスト2を取り上げていただきました。開封から実走まで通して映っているので、スペック表では伝わりにくい素材の質感、着脱のしやすさ、氷を入れたときの様子が確認できます。

VIDEO TITLE夏だ!冷やせ身体をインタークーラー!「INTERCOOLER フルジップベスト2」
にんにんサイクル「夏だ!冷やせ身体をインタークーラー!INTERCOOLER フルジップベスト2」動画サムネイル

動画・画像提供:にんにんサイクル/掲載許諾のうえ紹介しています

CHOOSE YOUR TYPE二つの着方から一枚を選ぶ。

冷却の仕組み(INUTEQ-PVA®の気化冷却+アイスポケット)は共通です。違うのは着方と冷却面積。ジャージの下に着る前提ならインナーベースレイヤータイプ、着脱の多い場面ならフルジップ型が向いています。サイズ展開はどちらもXS〜XLの5サイズです。

BIORACER インタークーラーベスト2 インナーベースレイヤータイプ
Base Layer

[JP LTD]インタークーラーベスト2

¥15,900税込

  • 軽量ミニマルなプルオーバー構造(スリーブレス)
  • 首元アイスポケット搭載
  • ウェアの下に収まるインナーベースレイヤータイプ
商品ページを見る
BIORACER フルジップインタークーラーベスト2
Full Zip

[JP LTD]フルジップインタークーラーベスト2

¥19,800税込

  • フルジップで着脱が完結。休憩中もすぐ脱げる
  • 冷却パネルを拡大し、大型アイスポケットを搭載
  • 着丈を短縮して取り回しを改善
商品ページを見る

サイズでお迷いの場合は公式サイズチャートをご確認のうえ、お問い合わせフォームからご相談ください。

FAQ着方についてのよくある質問。

ジャージの上から着てもいいですか?
はい。フルジップインタークーラーベスト2は、サイクルジャージの上から羽織る着方ができます。走る前に身体を冷やしておき、スタート直前に脱ぐ、といった運用に向いています。もちろんジャージの下にベースレイヤーとして着ることもできます。
走りながらジッパーを開け閉めできますか?
構造上は可能ですが、走行中の操作は前方への注意が散漫になります。信号待ちや補給のタイミングなど、安全に手を離せる場面で操作してください。
着丈が短くなって、お腹が冷えなくなりませんか?
いいえ。短くしたのは外周の丈であり、冷却パネル自体はむしろ腹部方向に延長されています。冷却面の配置については冷却面積の記事で扱っています。
ジャージの下に着たとき、首元から見えてしまいませんか?
ネックラインを浅くしているため、一般的なサイクルジャージの襟元からははみ出しにくい設計です。薄手のジャージの下でも、生地の存在が表に響きにくくなっています。
ジッパーが肌に当たって痛くありませんか?
前面のジッパー裏にはフラップ状の生地が入るため、直接肌に当たり続けにくい構造です。素肌の上に着る場合で気になるときは、薄手のインナーを一枚挟むか、ジャージの上から羽織る着方をお選びください。

SUMMER 2026 / JP LIMITED

暑熱下の一日を装備から組み立てる。

インナーベースレイヤータイプか、フルジップ型か。にんにんサイクルさんの動画とあわせて、今年の夏の一枚を選んでみてください。

インナーベースレイヤータイプ ¥15,900/フルジップ型 ¥19,800(税込)・XS〜XLの5サイズ

※本製品は医療用冷却具ではありません。発熱時や体調不良時の使用については医師にご相談ください。
※冷却の感じ方や持続時間は、気温・湿度・風速・運動強度など使用環境によって変わります。
※アイスポケットを使用する際は、氷が直接肌に触れないようご注意ください。長時間の同一部位への当て続けはお控えください。
※記載の販売実績・受賞歴はINTERCOOLERシリーズ全体のものを含みます。
※価格はすべて税込です。仕様は予告なく変更される場合があります。
※動画および動画内の画像は、にんにんサイクルさんの許諾を得て掲載しています。
※本記事はBIORACER日本総代理店・株式会社Clannoteが、公式仕様に基づき制作しています。
最終更新:2026年8月

8月 12, 2026