再び、パッドの話をしよう。WAVE、VAPOR、SMOOTH、TRI PAD。BIORACERの4つのパッド、全部話します。
先日のEPIC BIBSHORTSの記事でも少し触れましたが、改めてパッドの話をします。あ、またかよと思わないで。。。
レースからトレーニングまで、サドルの上に何時間も座り続けるライダーにとって、パッドは最も直接的に走りの質に関わる部分です。
BIORACERはパッドを自社で開発・テストしています。他のブランドの多くはOEMで調達しますが、BIORACERは違います。だから設計の自由度が高く、コストを抑えながら性能を妥協しない製品が作れる。ファクトリーブランドの強みがここに出ています。
WAVEもVAPORも、芯は同じ

WAVEとVAPORは見た目も設計も異なりますが、共通の基幹素材を持っています。それがEVAPOR FOAMです。

マルチ密度フォーム構造で最適なサポートと快適性を実現。開放型の3Dウェービング構造が空気の流れを確保し、通気性・軽量性・速乾性を高水準で両立します。ゴムのような弾性挙動が走行中の高密度な衝撃吸収を可能にし、長時間ライドでの疲労軽減に貢献します。
WAVE PAD
解剖学的立体成形。体の輪郭に沿って設計された次世代パッド。

WAVEの最大の特徴は解剖学的にプレフォームされた立体形状です。体の輪郭に沿って成形されており、従来の平面パッドとは根本的に設計思想が異なります。より良い圧力分散、摩擦の軽減、そして安定性の向上を実現します。
軟部組織への圧力を逃がすことで血流が改善され、長時間のライドでも末端のしびれや不快感を抑えます。26SS EPICシリーズに採用されている最新世代のパッドです。
VAPOR PAD
多層構造による高密度インパクト保護。実績ある信頼のパッド。

VAPORは多層構造と革新的な素材による高密度インパクト保護が特徴です。適切な位置に配置されたサポートと通気穴が最適な水分管理を実現。ソフトタッチマイクロファイバーで摩擦や擦れを防ぎます。
JP LTD EPICではVAPOR SPSとして展開。XXS・XSサイズにはスモールサイズのVAPORを採用することで、日本人の体格に合ったペダリング効率を実現しています。

WAVEとVAPOR、どう違うか
SMOOTH PAD
クラシックな平面構造。柔らかいタッチと信頼の快適性。

SMOOTHはBIORACERのクラシックパッドです。ハードなエッジのないソフトタッチの表面が肌に優しくフィットし、フラットな形状が摩擦と擦れを軽減します。通気穴が気流を促進し、常にドライな感覚を保ちます。比較的厚みのあるシャモアがライド中の快適なダンピングを提供します。
JP LTD RIDEビブショーツ・JP LTD RIDEエアロスーツ・JP LTD ICON ELITE AEROSUITに搭載されているほか、富士ヒルコレクションのビブショーツやインドアビブショーツにも採用されてきた、実績あるパッドです。
TRI PAD
超薄型・非吸水。スイム・バイク・ランを3種目こなすための専用設計。

TRI PADはトライアスロン専用に開発された超薄型パッドです。水泳中に水を吸収しないよう設計されており、スイムパートでの余分な重量増加や抵抗を防ぎます。バイクでは適切なダンピングと快適性を提供しながら、ランでは動きを妨げない薄さを実現。EPICとICONのトライアスロンモデルに搭載されています。
なぜ自社開発なのか

パッドを自社で開発・テストできるブランドは世界でも非常に少ない数です。BIORACERはベルギーに自社工場を持ち、プロチームとのフィードバックをもとにパッドを継続的に改良しています。
OEMでパッドを調達するブランドはサプライヤーの仕様に縛られますが、BIORACERは形状・密度・素材・サイズまで自社でコントロールできます。VAPORのSPSシステム、つまり日本人体格に合わせてパッドのサイズ自体を変えるというアプローチも、自社開発だからこそ実現できたものです。
ビブショーツを選ぶとき、パッドのスペックを見る人はあまり多くないと思います。でもここが、長時間のライドで最も体感の差が出る部分です。
WAVEの立体成形は乗り込むほどに違いがわかります。体の輪郭に沿って成形されているというのは、実際に着てみると「なるほど」と感じる種類のものです。言葉では伝えにくいので、ぜひ試してみてください。
BIORACERのパッドはすべて自社開発です。この一点だけで、信頼性の根拠として十分だと思っています。
パッドは、見えない。
だからこそ、妥協しない。
BIORACERのパッドはすべて自社開発。
ビブショーツ・エアロスーツに搭載されています。
— 編集者 K
