PAD TECHNOLOGY — BIORACER

再び、パッドの
話をしよう。

WAVE、VAPOR、SMOOTH、TRI PAD。BIORACERが自社開発する4つのパッド。
何が違うのか、どれが自分に合うのか。全部話します。

編集者 K

先日のEPIC BIBSHORTSの記事でも少し触れましたが、改めてパッドの話をします。あ、またかよと思わないで。。。

レースからトレーニングまで、サドルの上に何時間も座り続けるライダーにとって、パッドは最も直接的に走りの質に関わる部分です。

BIORACERはパッドを自社で開発・テストしています。他のブランドの多くはOEMで調達しますが、BIORACERは違います。だから設計の自由度が高く、コストを抑えながら性能を妥協しない製品が作れる。ファクトリーブランドの強みがここに出ています。

今季の26SSコレクションに採用されているのはWAVEとVAPOR。それに加えてSMOOTHとTRIも含め、4種類すべてを解説します。
FOUNDATION — 共通技術

WAVEもVAPORも、芯は同じ

WAVEとVAPORは見た目も設計も異なりますが、共通の基幹素材を持っています。それがEVAPOR FOAMです。

EVAPOR FOAM — 共通基幹素材

マルチ密度フォーム構造で最適なサポートと快適性を実現。開放型の3Dウェービング構造が空気の流れを確保し、通気性・軽量性・速乾性を高水準で両立します。ゴムのような弾性挙動が走行中の高密度な衝撃吸収を可能にし、長時間ライドでの疲労軽減に貢献します。

PAD 01 — 26SS EPIC

WAVE PAD

解剖学的立体成形。体の輪郭に沿って設計された次世代パッド。

WAVEの最大の特徴は解剖学的にプレフォームされた立体形状です。体の輪郭に沿って成形されており、従来の平面パッドとは根本的に設計思想が異なります。より良い圧力分散、摩擦の軽減、そして安定性の向上を実現します。

軟部組織への圧力を逃がすことで血流が改善され、長時間のライドでも末端のしびれや不快感を抑えます。26SS EPICシリーズに採用されている最新世代のパッドです。

WAVE PAD — 特徴
26SS EPIC BIBSHORTSに搭載

解剖学的プレフォーム形状 — 体の輪郭に沿った立体成形で、従来の平面パッドより高いフィット感

圧力分散と血流改善 — 軟部組織への圧迫を軽減し、長時間ライドでの疲労・しびれを抑制

VAPORの3Dウェービング技術 — EVAPOR FOAMによる高密度衝撃吸収・最適通気・優れた水分管理

ソフトタッチマイクロファイバー — 肌に直接触れる面の素材が摩擦・擦れを防ぐ

抗菌加工
PAD 02 — 26SS ICON / JP LTD EPIC

VAPOR PAD

多層構造による高密度インパクト保護。実績ある信頼のパッド。

VAPORは多層構造と革新的な素材による高密度インパクト保護が特徴です。適切な位置に配置されたサポートと通気穴が最適な水分管理を実現。ソフトタッチマイクロファイバーで摩擦や擦れを防ぎます。

JP LTD EPICではVAPOR SPSとして展開。XXS・XSサイズにはスモールサイズのVAPORを採用することで、日本人の体格に合ったペダリング効率を実現しています。

JP LTD限定:VAPOR SPS(Size Pad System)
通常のVAPOR PADに加え、JP LTD EPICのXXS・XSには専用のスモールサイズVAPORを採用。パッド自体のサイズを体格に合わせることで、より効率的なペダリングを妨げない設計。日本限定の仕様です。
VAPOR PAD — 特徴
26SS ICON / JP LTD EPICに搭載

多層構造による高密度インパクト保護 — 革新的な素材の組み合わせで衝撃を効率よく吸収

最適な通気性と水分管理 — 適切な位置のサポートと通気穴でドライな着用感を維持

ソフトタッチマイクロファイバー — 摩擦・擦れを防ぎ、長時間でも快適な肌触り

抗菌加工

JP LTD版はVAPOR SPSとして体格別サイズ展開
COMPARISON

WAVEとVAPOR、どう違うか


WAVE
VAPOR
搭載モデル
26SS EPIC
26SS ICON
JP LTD EPIC(SPS ver.)
形状
立体成形(3D)
多層フラット構造
設計の特徴
解剖学的プレフォーム・圧力分散・血流改善
高密度インパクト保護・最適通気
共通素材
EVAPOR FOAM
EVAPOR FOAM
JP LTD対応
VAPOR SPS
(体格別サイズ)
PAD 03 — JP LTD RIDE / JP LTD ICON ELITE

SMOOTH PAD

クラシックな平面構造。柔らかいタッチと信頼の快適性。

SMOOTHはBIORACERのクラシックパッドです。ハードなエッジのないソフトタッチの表面が肌に優しくフィットし、フラットな形状が摩擦と擦れを軽減します。通気穴が気流を促進し、常にドライな感覚を保ちます。比較的厚みのあるシャモアがライド中の快適なダンピングを提供します。

JP LTD RIDEビブショーツ・JP LTD RIDEエアロスーツ・JP LTD ICON ELITE AEROSUITに搭載されているほか、富士ヒルコレクションのビブショーツやインドアビブショーツにも採用されてきた、実績あるパッドです。

SMOOTHはグレードダウンではありません
VAPORよりSMOOTHを好む強豪ライダーは多く、チームオーダーのカスタムで敢えてVAPORからSMOOTHに変更するケースもあります。どちらが上かではなく、あくまで好みの問題です。肉厚でクラシックな乗り心地を好む方にはSMOOTHが刺さります。
SMOOTH PAD — 特徴
JP LTD RIDEビブ・RIDEエアロ・ICON ELITEに搭載

ソフトタッチ — ハードなエッジのない表面が肌に優しくフィット

摩擦・擦れを軽減 — フラットな形状が長距離での肌トラブルを防ぐ

ドライな着用感 — 通気穴が気流を促進し、常に快適な状態を維持

快適なダンピング — 比較的厚みのあるシャモアがライド中の衝撃を吸収

抗菌加工
PAD 04 — TRIATHLON

TRI PAD

超薄型・非吸水。スイム・バイク・ランを3種目こなすための専用設計。

TRI PADはトライアスロン専用に開発された超薄型パッドです。水泳中に水を吸収しないよう設計されており、スイムパートでの余分な重量増加や抵抗を防ぎます。バイクでは適切なダンピングと快適性を提供しながら、ランでは動きを妨げない薄さを実現。EPICとICONのトライアスロンモデルに搭載されています。

TRI PAD — 特徴
EPICトライ・ICONトライに搭載

超薄型設計 — ランでの動きを一切妨げない薄さ

非吸水 — スイム中に水を吸収しない。余分な重量増加なし

快適なダンピング — バイクパートで十分なクッション性を確保
WHY IT MATTERS

なぜ自社開発なのか

パッドを自社で開発・テストできるブランドは世界でも非常に少ない数です。BIORACERはベルギーに自社工場を持ち、プロチームとのフィードバックをもとにパッドを継続的に改良しています。

OEMでパッドを調達するブランドはサプライヤーの仕様に縛られますが、BIORACERは形状・密度・素材・サイズまで自社でコントロールできます。VAPORのSPSシステム、つまり日本人体格に合わせてパッドのサイズ自体を変えるというアプローチも、自社開発だからこそ実現できたものです。


EDITOR'S NOTE

ビブショーツを選ぶとき、パッドのスペックを見る人はあまり多くないと思います。でもここが、長時間のライドで最も体感の差が出る部分です。

WAVEの立体成形は乗り込むほどに違いがわかります。体の輪郭に沿って成形されているというのは、実際に着てみると「なるほど」と感じる種類のものです。言葉では伝えにくいので、ぜひ試してみてください。

BIORACERのパッドはすべて自社開発です。この一点だけで、信頼性の根拠として十分だと思っています。

WAVE PAD搭載
Epic Bibshorts 26SS 見る →
VAPOR PAD搭載(26SS ICON)
Icon Bibshorts 26SS 見る →
VAPOR SPS搭載(JP LTD限定)
JP LTD Epic Bibshorts VAPOR SPS 見る →
BIORACER PAD TECHNOLOGY

パッドは、見えない。
だからこそ、妥協しない。

BIORACERのパッドはすべて自社開発。
ビブショーツ・エアロスーツに搭載されています。

パッドの仕様は商品・モデルにより異なります。詳細は各商品ページをご確認ください。
— 編集者 K
4月 15, 2026