なぜ日本だけに、このウェアがあるのか。JAPAN LIMITEDが生まれた理由と、世界の頂点から降りてきた2着の話。
「EPICのエアロスーツが欲しい。でも2種類あって、どちらを選べばいいかわからない。」
この悩みを抱えたまま、商品ページを何往復もしている人がいると思います。私もそうでした。EPIC PARIS ROAD RACE AEROSUITが¥46,500で、EPIC FULLBREEZE AEROSUITが¥39,800。¥6,700の差は何の差なのか。スペックだけ読んでいても、なかなか答えが出ない。
五輪二冠の金メダリストが、勝利した日に着ていたウェア

2024年、パリ。ベルギー代表のレムコ・エヴェネプールが、ロードレースとタイムトライアルで金メダルを獲得しました。同一大会でのロードTT二冠は、サイクリング競技の歴史でも稀な偉業です。
そのロードレースで彼が着ていたモデルを、日本市場向けにモディファイしてリリースしたのがEPIC PARIS ROAD RACE AEROSUITです。「PARIS」という名前は、あの日のパリ五輪から来ています。海外では展開されていません。このモデルは、日本だけにあります。
世界一の山岳チームとともに生まれた、本国では買えない1着

EPIC FULLBREEZEの出自は、また別の頂点にあります。かつてBIORACERがサポートしたINEOS Grenadiersとともに生まれたモデルです。グランツールの山岳ステージで世界一であり続けたチームが「ヒルクライムで長く、涼しく、速く走るために何が必要か」を突き詰めた結果として、FULLBREEZEという設計思想が生まれました。
本国ではプロツアーチームのみの展開。日本ではJP LTDの既製品として、今すぐ手に入ります。もちろん、カスタムオーダーでの受付もしています。
2着の違いを、一覧で整理する
VAPOR SPS PAD——
日本だけにある、サイズ別パッドシステム

世界のどのブランドも本格的に取り組んでいない発想。XXSのライダーとLのライダーに同じサイズのパッドを当て続けることへの疑問が、このシステムを生みました。ウェアのサイズに合わせてパッド自体の寸法が変わります。
VAPOR PAD
VAPOR PAD
VAPOR PAD
あなたはどちらのライダーですか
- —平坦・アップダウン混在のロードレースやロングライドがメイン
- —高速域での空力性能を最優先したい
- —アグレッシブな前傾ポジションで走ることが多い
- —エヴェネプールが五輪で勝った設計思想の延長線上に立ちたい
- —富士ヒル・乗鞍・ヤビツなど、ヒルクライムがメイン
- —長時間の高強度走行で体温管理が課題になっている
- —軽さと通気性を空力より優先したい場面が多い
- —山で世界一のチームが生み出した設計を体感したい
この2着はどちらも、世界の頂点から直接降りてきたウェアです。五輪の金メダリストが勝利に使った技術と、世界一の山岳チームが作り上げた設計思想。それぞれ出自が違い、向いている方向が違う。だから「どちらが良いウェアか」という問いに意味はありません。
あなたのライドが山に向いているか。それとも速さに向いているか。その答えが、2着の選び方です。
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— 編集者 K


