冬のグラベル装備。ロードと違う3つのこと
冬の選び方ガイド
冬のグラベル装備
ロードと違う3つのこと
文:編集部 K
この記事の要点
冬のグラベルがロードと違うのは、登りと下りの体温差が大きいこと、路面の水と泥を受けること、持ち物が増えることの3つです。BIORACER 26-27FWのグラベルコレクションは、前身頃にPolartec® Power Grid™・背中にTEMPESTファブリックを使い分けたTempest Gravel Jacket(0〜12℃・¥35,800税込)と、サイド2+バック2の4ポケットを備えたTempest Gravel Bibtights(0〜12℃・¥31,800税込)の上下で、この3つに対応します。足元と手元はTempest Gloves・Thermal Merino Socks・シューズカバーで、雨の日はRainy Jacketを重ねます。
舗装路を離れると、同じ気温でも装備の考え方が変わります。短い急坂で汗をかいた直後に、林道の下りで冷たい風と水しぶきを受ける。補給食と工具とスマートフォンに、脱いだグローブまで持つ場所が要る。ロード用の冬装備をそのまま持ち込むと、この3つで困ることが多いです。
この記事では、冬のグラベルで装備が変わる3つのポイントを整理して、BIORACERのグラベルコレクションで何をどう組み合わせるかを並べます。気温帯ごとの基本装備は冬の服装 気温別早見表、雨の日の考え方は雨の日のロードバイク装備にまとめているので、この記事はその「グラベルの別枠」です。
違い1:登りで熱く、下りで冷える
グラベルの登りは短く急で、ロードより低いケイデンスで踏むので、体の前側から熱が出ます。そのあと林道の下りに入ると、背中が冷たい風とタイヤの跳ね上げを受けます。ロード用のジャケットは全身が同じ生地なので、登りに合わせると下りで寒く、下りに合わせると登りで蒸れます。
Tempest Gravel Jacketは、この前後の差に合わせて生地を分けています。前身頃・脇・袖は通気しながら保温するPolartec® Power Grid™、背中は風と水しぶきを受け止めるTEMPESTファブリック。ダブルジップなので、登りで下から開けて換気し、下りの前に閉めることもできます。



違い2:路面の水と泥を受ける
グラベルの水たまりやぬかるみは、ロードの小雨より脚と足元を濡らします。下半身は耐久撥水(DWR)加工のあるビブタイツが基本で、Tempest Gravel BibtightsはTEMPESTファブリックにDWRを組み合わせています。跳ね上げを弾きやすくするための加工で、防水ではありません。
足元は、ロードより早い段階でシューズカバーを履いておくと靴が濡れにくくなります。冷たい雨や泥が読めるならTempest Protect Shoe Cover、ソックスは濡れても冷えにくいメリノウールブレンドのThermal Merino Socks。本降りが読める日は、ポケットにRainy Jacketを入れて出発します。
違い3:持ち物が増える
補給食、工具、チューブ、スマートフォン、脱いだグローブやウォーマー。冬のグラベルはジャージの背中3つでは足りません。グラベルコレクションの上下を揃えると、ポケットは合わせて10個になります。
| 胸(ジップ) | ジャケット1 鍵・カードなど、なくしたくない物 |
|---|---|
| 脇(メッシュ) | ジャケット1 走りながらすぐ取り出す補給食 |
| 背中 | ジャケット4(一番外側はメッシュ) 量の多い物、走行中に出し入れしない物 |
| 脚のサイド | ビブタイツ2 スマートフォン、補給食。手が届きやすい |
| 脚のバック | ビブタイツ2 脱いだグローブ、ウォーマー |
取り出す頻度で置き場所を分けると、背中のポケットを開け閉めする回数が減り、落とし物も減ります。ジャケットはフォーダブルポケットで折りたたんで携行できるので、日中暖かくなる日は脱いで持つこともできます。
EDITOR K'S NOTE
Tempest Gravel Bibtightsの4ポケットの使い勝手は◎。補給食もそうですし、何かと物をしまえるので身軽になれます。暑くてジレを脱いでジャケットのポケットにしまっても、ビブにポケットが付いているので余裕で物が入ります。気温帯は昨年までの普通のTempestビブタイツと同じなので、冬はほぼこれ1枚でOK。厳冬期は少し寒いですが、関東近辺ならそこまで気にならないと思います。
気温帯で見ると
グラベルコレクションの上下はどちらも0〜12℃で、ロード用のTempest Jacket/Tempest Pixel Bibtights(0〜15℃)と同じ冬の基準の気温帯です。登りの多いコースなら気温帯の上寄り、林道の下りが長いコースなら下寄りで考えてください。0℃を下回る日は、防風メンブレン入りのTempest Protectシリーズのほうが合います。
| 10〜12℃ | ベースレイヤー半袖+Tempest Gravel Jacket+Tempest Gravel Bibtights。グローブはTempest Light |
|---|---|
| 5℃前後 | ベースレイヤー長袖+上下グラベルコレクション。グローブはTempest Gloves、シューズカバーとThermal Merino Socks |
| 0℃前後 | 上記にネックウォーマーとTempest Protect Gloves。下りが長いならジャケットの上にジレ(NIGHTvision GiletやIcon Gilet)を重ねて防風を足す |
| 雨・泥 | Rainy Jacketをポケットに。足元は先にシューズカバー |
※ 使用目安温度は特集ページとプレスリリースの記載によるものです。走る強度や風によって体感は変わります。
冬のグラベル装備一覧
- Thermal Merino Socks-6〜12℃/Oliveなど4色。メリノウールブレンドで濡れても冷えにくい
- Tempest Protect Shoe Cover-6〜8℃/防風メンブレン+耐久撥水。泥と冷たい雨の日に。¥13,000(税込)
- NIGHTvision Gilet8〜20℃/360°リフレクティブの防風ジレ。日が落ちる林道からの帰り道に、ジャケットの上へ。¥23,800(税込)
サイズ選び
ジャケット・ビブタイツともBODY FIT、ウィメンズは専用パターンです。ジャケットはベースレイヤーを重ねる前提で、普段のジャージと同じサイズが目安。サイズはBIORACERのサイズチャート、または身長と体重から目安が分かるサイズ診断ツールで確認できます。
EDITOR K'S NOTE
編集者Kは身長173cm・体重63kgで、ジャケット・ビブタイツともSサイズを着用。
本商品は本国(ベルギー)からの取り寄せ商品のため、ご注文確定後のキャンセル・サイズ変更はお受けしていません。ビブタイツは肌着類にあたるため、試着を含め返品はお受けしていません。サイズに迷う場合はご注文前にお問い合わせください。
発送はご注文後 約7〜14営業日が目安です。時期や物流状況により前後する場合があります。
よくある質問
Q. ロード用の冬ジャケットでグラベルは走れませんか?
走れます。違いは、登りの蒸れと下りの冷えの差、泥はね、収納の3つで、Tempest Gravel Jacketはこの3つに合わせて生地を分け、ポケットを増やしたものです。ロードと兼用するならロード用、グラベル中心ならグラベル用が目安です。
Q. Tempest Gravel Bibtightsはロードでも使えますか?
グラベル専用として設計されたモデルです。ロード中心で冬用ビブタイツを探す場合は、0〜15℃向けのTempest Pixel Bibtightsもあります。
Q. ポケットは全部でいくつありますか?
ジャケットが背中4(一番外側はメッシュ)+胸ジップ1+脇メッシュ1の6つ、ビブタイツがサイド2+バック2の4つ、合わせて10個です。
Q. 雨や泥に対しては防水ですか?
ジャケットの背中のTEMPESTファブリックとビブタイツは耐久撥水(DWR)加工で、防水ではありません。本降りの日は防水のRainy Jacketを重ねてください。
Q. 0℃を下回る日はどうすればいいですか?
グラベルコレクションの使用目安温度は0〜12℃です。それより下がる日は、防風メンブレン入りのTempest Protect Pixel Jacket/Bibtightsのほうが合います。
Q. 注文してからどのくらいで届きますか?
本国からの取り寄せ商品のため、発送はご注文後 約7〜14営業日が目安です。
BIORACER GRAVEL COLLECTION
※ 表示価格は税込です。使用目安温度はメーカーの目安で、走る強度・風・路面で体感は変わります。掲載画像はイメージのため、実際の商品とは一部デザイン・仕様等が異なる場合があります。
