BIORACER インタークーラーのご紹介
【身体冷却】に効果を発揮するベースレイヤー
BIORACER インタークーラーは、炎天下の酷暑の中での運動時に画期的な効果をもたらすベースレイヤーです。背中の中央には「PVA製クールタオル」が配置され、その水分が蒸発する際の気化熱によって【身体冷却】効果を発揮します。
また、他の部分にはオープンメッシュ素材が使われており、スリーブレス構造を採用しています。このベースレイヤーは、2016年にカタールで開催されたロード世界選手権タイムトライアルでドイツのTony Martin選手が歴代最多の4つ目の金メダルを獲得したことでも知られています(※Tony Martin選手が着用したモデルはプロトタイプのため仕様・形状は異なる場合がありますが、【身体冷却】効果は同様です)。
スポーツ時の身体冷却について
スポーツ時の身体冷却には、体温上昇がパフォーマンスに大きな影響を与えます。暑い環境でも体温上昇を抑えることで、持久力や認知機能の低下を抑制することが期待されます。また、運動時の身体冷却には「冷却方法」「タイミング」「冷却時間」の3つの要素が組み合わさることで効果が異なってきます。
「冷却方法」
「冷却方法」には、外部冷却と内部冷却の2つの方法があります。外部冷却では、頭部や首、手のひらに水をかけたり、アイスパックを使用したりする部分冷却や、クーリングベストを使って体幹部を冷やす全体冷却などがあります。一方、「BIORACER インタークーラー」は、熱の伝導や対流によって体幹部の外部冷却を促進する機能を持っています。
「タイミング」
運動前、運動中、休憩時、運動後のリカバリーに大別できます。運動前に予め体温を低下させておけば、運動中の体温上昇の許容量(貯熱量)を大きくすることができるので運動時間を伸ばすことが可能になります。ただし、冷やしすぎると筋肉に負の影響がある場合もあるので注意が必要です。運動中や休憩時の冷却は、体温や筋肉の温度の過度の上昇を防ぎ、疲労感や暑さなどの感覚を抑える効果があります。運動後の冷却は、運動で上昇した体温や筋肉の温度を下げることで疲労の軽減や筋損傷や炎症を抑えることができます。
「BIORACER インタークーラー」は、氷やアイスパックを収納するクーリングベストとは違い、薄く軽量でさらに自転車で走行中は常に風を受けるため背中のクールタオルを濡らすだけで運動中でも効率的な外部冷却を行うことができます。
「冷却時間」
体温や筋肉の温度を適切な状態に保つためには、様々な冷却方法とタイミングによって冷却時間を調整することも重要です。特に、アイスバスやアイスパックなど急激に冷却可能な方法の場合には特に注意が必要です。
その点「BIORACER インタークーラー」は、クールタオルから蒸発する水分の気化熱による冷却のため過度な冷却の心配は少ないと言えます。また、時間と共に湿らせた水分が蒸発することにより徐々に冷却能力が低下してしまいますが、追加で水分を補充することで冷却時間の延長も可能です。さらに、気温低下による過度の冷却が心配な場合には脱ぐことで解消ができます。ただし、レース中の着脱は難しいため、着用される際の天候や気温を事前に確認することも重要です。
冷却方法XタイミングX冷却時間
酷暑の中でもスポーツをされる場合には、「外部冷却」と「内部冷却」を組み合わせことが重要です。積極的に暑さ対策をすることで、気温の高い時でのトレーニングやレースでの運動効率の向上と熱中症のリスク低減や疲労の軽減や筋損傷や炎症の抑制を図ることが可能です。
「BIORACER インタークーラー」による外部冷却と適切なタイミングでの飲料補給による内部冷却を組み合わせて、パフォーマンスの低下防止に努めてください。
BIORACER インタークーラー
- 酷暑のレースで真価を発揮するクーリングベースレイヤー
- クールタオルから蒸発する水分の気化熱による外部冷却機能
- レース前、レース中、レース後いつでも活用可能
- 暑さによるパフォーマンスの低下を抑制
- 疲労の軽減や筋損傷や炎症の抑制
仕様:スリーブレス、吸汗速乾、体温クーリング、防臭抗菌
素材:クローズドメッシュ素材、PVAクールタオル
BIORACER インタークーラー・インプレッション
梶 鉄輝選手
酷暑のレースで真価を発揮するクーリングベースレイヤー「BIORACER インタークーラー」をサポートライダーのパラトライアスリート梶選手に着用、インプレッションしていただきました。
※着用サイズ:S(身長:180cm 体重:62kg)
【使用前コメント】
このクーリングベースレイヤー「BIORACER インタークーラー」は背部の方から腰の部分にかけて、水泳選手が体を拭く時のセームのような生地が縫製された、アンダーウェアとなっていました。
【使用方法】
使用前に背中の中央の青い生地の部分に水分を含ませるだけ。冷水をかけるとさらに冷たいです。ライド時は自分の汗で生地が濡れ身体を表面から冷やしてくれます。
もしライド中に渇くことがあればボトルの水を背面にかけるだけで復活します。使用後は手洗いして日陰干しが良いです。
【使用後コメント】
「BIORACER インタークーラー」は普段使用しているノースリーブベースレイヤーと比べると多少重量感はあるものの、ライディング時には全く重量感を感じません。むしろ背面にしっかりとした素材が使用されているため、安定したフォームを保つことが出来ます。
「BIORACER インタークーラー」の冷却効果は背面だけではなくほかの部分も冷やしてくれます。私がロードバイクでの練習中に感じたのは、サイクルジャージのファスナーを一番上まで閉めていたのにもかかわらず、前から受けた少量の風でも脇の下へ涼しさが流れます。脇の下の熱がこもる場所に涼しい風を流してくれるので快適感も上がります。
もし、レース中に気温が下がっても「BIORACER インタークーラー」は身体にピッタリ密着しているので、必要以上に体温を低下させませんでした。インプレッション中に雨に降られることもありましたが、重さや寒さ等、不快な思いをすることはありませんでした。
「BIORACER インタークーラー」のお勧めの使用シーンは、カラッと晴れた日の直射日光を浴びながらのレースやライドです。もちろん高温多湿な日本の気候でも十二分に効果を発揮してくれます。ロードレースやTT、マウンテンバイクなど、どんなカテゴリーのライド中でも暑くなってきたら身体に水をかけることでさらに涼しさを長く持続させることができます。
私が数回テストしてみて一番気に入った点は、レース中での身体冷却に適しているということです。練習中であれば身体がオーバーヒートしそうになった時に休憩を取ることが出来ますが、レースでは給水地点が決まっていたり、クーリングしたい時にボトルの水がなかったりします。そのようなレース中でも着ているだけで身体をクーリングしてくれるこの「BIORACER インタークーラー」は、レースの中で様々な形で大きなアドバンテージを得ることが出来ると思いました。
【梶原 悠未選手】
東京オリンピック・女子オムニアムで日本人女性選手として初めて自転車競技で銀メダルを獲得した梶原悠未選手は、夏場のロードトレーニングなどで「BIORACER インタークーラー」を愛用いただいています。
【高岡 亮寛選手】
ツールド沖縄はじめ数多くのレースで勝利を挙げている最強のホビーレーサー、Roppingi Express代表 高岡亮寛さんにも「BIORACER インタークーラー」を愛用いただいています。夏場のトレーニングやレースの他、2020年に自転車による日本縦断のギネスレコードを更新した際には、酷暑の区間を走破する際、コース途中で脱ぐことを想定してあえてサイクルジャージの上に「BIORACER インタークーラー」を着用して記録達成されました。