【BioracerFamily】池本選手の海外シクロクロス・オランダ遠征レポート – 2020 Vol.1
BIORACER_Japanでは、海外の舞台にチャレンジしているアスリートをサポートしています。マスターズクラスとなっても海外のシクロクロス競技に挑戦し続けている池本真也選手(和光機器-BIORACERチーム)から今シーズンも恒例のオランダ遠征を実施、レースに参戦しています。そんな池本選手のレースレポートをお届けいたします。
オランダ ナショナルレース Benschop
種目:シクロクロス 40分 (マスターズ+クラス)
開催日時:2019/12/28(土曜日)
場所:オランダ Benschop
天候:小雨 気温2度
チーム名:和光機器-BIORACER
結果:14位
今年も12月24日から1月7日までオランダ遠征を行っています。オランダ初戦はBenschopでのレース。サッカー場の周りと遊歩道、牧草地、細かな砂利道を使った直線区間が少なく平坦なテクニカルなコースでした。今回はコースと受付、シャワー、駐車場等コンパクトな会場だったので日本と同じようにサポートはなく一人で参加しました。
11:30にレースがスタート。30人ほどの参加選手がいるがオランダのポイントを持っていないので最後尾からのスタート。スタートが凸凹の草地で前に上がれない。最初のコーナーで最後尾から5番手ほどになってしまう。夜中に気温がマイナス4度ほどまで下がったのでレースの時間は溶け出しで表面が滑りやすい泥のコンディション。コーナーや芝生の上も泥だらけでバイクコントロールをするのも難しい。徐々に順位を上げて周回を重ねると泥が緩んできて重いコースになってきている。難しいコースで身体を追い込み切れていない感覚がしながら前を追い続けるけど、最終周回には行かせて貰えずに14位でゴール。
1年ぶりのオランダのレースは日本では走る事が出来ない泥沼のコースとテクニックを持ち合わせた力がある選手との争いを楽しむ事ができた。日本のレースではロードトレーニング主体に行っていればレースを難なく走れるけれど、本場のレースはインターバルトレーニング等で身体を追い込みながらオフロードを週に何度か走ってないと通用しないと改めて感じます。厳しい事を言うと日本で行われているレースとは違う競技と感じます。明日はテクニカルでスピードのが出る森のシングルトラックが主体のVordenでレース。気を張って攻めた走りをしてきます。
オランダ ナショナルレース Vorden
種目:シクロクロス 40分 (マスターズ+クラス)
開催日時:2019/12/29(日曜日)
場所:オランダ Vorden
天候:小雨 気温2度
チーム名:和光機器-BIORACER
結果:20位
オランダ遠征第2戦はドイツ国境に近いVordenに参加しました。今日はオランダ在住の荻島さんにサポートをしていただくのでピックアップしてから自分で車を運転して会場に向かう。コースはオランダナショナルレースではよくある森のシングルトラックがメイン。平坦基調ながらキャンバーやコーナー、コース幅が絶妙に配置されていて速く走れば速く走るほど難しくテクニックの差が出るコース。コースが楽しくて試走の時からワクワクしていました。
11時にレースがスタート。今日は同じくオランダ遠征をしている織田選手もエリートクラスに参加するので、ハリーさんや諏訪さんも会場に来ている。70人弱の選手がスタートするマスターズクラスの後方からスタート。オランダナショナルポイントを持っていないとスタート位置が悪い。スタート後、前へ前へと進んでいく。後方スタートながら1周目の渋滞もさほど酷くない。オランダの選手はカテゴリー問わず自転車を扱う能力が高い。抜きどころが少ないコースで身体を追い込みながら集団をパスして次の集団へジャンプアップ。残り3周で26位!!と荻島さんに教えてもらう。ひとつ前の5人の集団を捕まえて、そこの頭を捕ると賞金圏内の20位だ。残り2周で3人の集団で走っていると前の集団で落車があり差が縮まる。最終周回になんとか前の集団を捕まえて、そこから2人で抜け出してゴールへ向かう。最後の滑る芝区間を前でこなし、舗装路に出てからゴールスプリントを制して20位でゴール。
昨日の泥のレースとは違って今回のコースは、路面も乾いたハイスピードなコースの為にパワーの無い自分でも前へ行く事ができました。オランダの選手たちの集団でのオフロードの走り方の上手さは凄いです。オフロードでもギリギリまで車間を詰めて気を抜いていると落車したり、ミスをしてしまい、集中して走る為にレース後の疲労感が半端じゃないです。日本では味わえないテクニックもあり実力ある選手達とのハイスピードの戦いはエキサイティングして非常に楽しかったです。次のレースへ向けて体調を崩さないように気をつけてオランダ遠征を楽しみます。
昨シーズンのオランダ遠征レポートも併せてご覧ください>>
[clink url="https://cyclingwear.jp/2018/12/15/ikemoto2019_vol01/"]
BIORACER工場見学の様子はこちら>>
[clink url="https://cyclingwear.jp/2019/02/01/bioracer-factorytour2018-vol1/"]
池本真也選手 採用サイクルジャージはこちら
RACE シクロクロススーツ 長袖
多くのトップ選手たちに高く評価された、ビオレーサーのスピードマスタースピードスーツの技術を応用して生まれたシクロクロス用のボディスーツです。太腿部分には幅広で伸縮性が高く、粘着性を持つ『パワーバンド』を採用。肌への刺激が少なく、また幅を広めにとることで均等に圧力を分散し太腿に程よく密着します。
RACE ウィンター ジャケット
ICEBERG 100とPIXEL 100どちらも高い保温性を持つ素材を使った、冬のトレーニングに最適なジャケット。完全防風のため、スピードを抑えたトレーニングでも優れた防風効果を発揮します。両袖の肘から先の上面とポケットに生地の表層が反射するPIXEL 100を採用、暗所での視認性も非常に高く、サイクリストの安全にも考慮しています。
RACE 起毛ビブタイツ
TEMPEST素材を使った、撥水性、通気性、速乾性に優れたビブタイツ。水や泥を弾くのでシクロクロスにも最適です。
ビオレーサーの「ディンプルコンセプト」に基づき、パッドと表層に穿孔形状(穴)を採用した【UNIパッド】を標準装着。
※池本選手はビブショーツに重ね履きできるパッドなし仕様を着用
【選手紹介】池本真也選手
池本真也(イケモト シンヤ)
神奈川県横浜市出身 40歳。
高校からレース活動を初め、シクロクロス、ロードレースで入賞する。高校卒業後にオランダへ自転車留学。このころからシクロクロスをメインに活動、1996年からはオランダやベルギーにシクロクロス遠征に出かけ、ワールドカップ、スーパープレスティージ、GVAシリーズを転戦。その後Team NIPPOでロードレースをメインに活動し、日本国内の実業団レースや、オランダ、ベルギーでの海外レースでの入賞経験を持つ。2017年からは和光機器-BIORACER所属、シクロクロスをメインに日本国内外で活動中。
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